ガラスの仲間

最も多く使用されている基本的なガラスにもちゃんとした名称がある。

建物の窓などに使用される板ガラスはフロートガラスとも呼ばれ、ほとんどがソーダ硝子と言われている。ガラスの種類の中でも最も多く使用されており、強度が低くてやや透明度が低いガラスである。

また、強化ガラスはフロートガラスの4倍ほどの強度をもった特別なガラスである。
強化ガラスは科学的な方法と物理的な方法で製造することができる。前者は、ガラスに含まれるソーダ分をカリウムへイオン変換することで得ることができる。後者は板ガラスを熱処理によって製造する。 自動車のガラスや、電車、お店などある程度特定された場所で使用されていることが多いガラスである。

強化ガラスは物理的な耐久力を上げたものだが、耐熱ガラスは熱に対する耐性を上げたものである。
ガラスは温度差に非常に弱い。熱いものを急激に冷やしたり、グラスに熱いものを注いだりするとガラスが割れてしまうことがある。 耐熱ガラスはそのような激しい温度差に耐えることができるように、熱変化で発生する膨張係数を小さくするようにつくられた特殊なガラスである。 ビンやグラスから、オーブン・電子レンジなどに対応したもの、直火へ対応したものなど色々な種類がある。