断熱ガラスの効果

12月から2月にかけての冬場の厳しい寒さは、人間だけでなくガラスにも影響を与えることがある。 窓や室内に付着する結露などである。

結露はどうやって発生するのか。結露の悩みを解消するには、その発生源を知った上で対策を立てる必要がある。 結露は外の冷たい空気が室内の暖かく湿った空気に触れることで発生する。 発生した結露はダニやカビの温床となり、ハウスダストの原因や建物自体へのダメージなど私たちに様々な影響を与える元となる。

こういった結露を含めた冬場の悩みに効果的な方法が、断熱効果のあるガラスへの交換である。
断熱ガラスは2枚のガラスで構成されており、ガラスとガラスの間には乾燥した空気の層が設けてある。この乾燥した空気の層は、熱伝導率が低く、外の気温を中に伝えにくいという特徴をもっている。

その結果、断熱ガラスを使用することで室温の安定化や結露の防止をすることができる。また、室温が外気温に影響されにくいため、空調の効率も格段に上げることが可能になる。数値にしておよそ20パーセントは上がると言われており、節電効果も大きく期待することができる。

断熱ガラスへの交換の他、二重窓という断熱方法もある。
二重窓は現在の窓の内側に新しく窓をひとつ追加するというものである。 単純に窓がひとつ増えるため、断熱効果の他にも防音や防犯の効果も期待できる。